低価格帯の機材を選んでもいい?
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ビジネス・オフィス向けのワイヤレスプレゼンテーションシステムは、本体と送信機の一式の費用が20万~30万円に上るのが一般的。決して安い商品とは言えません。 一方、Amazonやカカクコムなどには低価格のコンシューマー向け商品がたくさん出ています。「同じような機能がついているなら、安いものでもいいじゃないか」とつい考えがちですが、ビジネス・オフィス向けの商品と性能を比べると、特にセキュリティ面で大きな差があります。
低価格帯のワイヤレスプレゼン製品例
例えば、通信販売大手のAmazonには1~2万円程度で購入できる低価格のワイヤレスプレゼンテーションツールがあります(※2020年12月調査時点の販売商品・価格)。
ロジテック ワイヤレスHDMI送受信機セット LDE-WHDI202TR
引用元:Amazon(https://www.amazon.co.jp/dp/B007XZ9NA8)
販売価格:18,650円(税込)
W2H MINI IIワイヤレスHDMIトランスミッターとレシーバー
引用元:Amazon(https://www.amazon.co.jp/dp/B074PLHQRT)
販売価格:16,000円(税込)
こうした機器を使えば、パソコンのコンテンツをワイヤレスでディスプレイに表示することはできます。この部分だけを見ればワイヤレスプレゼンテーションと同じですが、特にセキュリティ性能に大きな違いがあります。
セキュリティ面で不安が残る
コンシューマー向けの製品の多くは、送信機からコンテンツを無線LANで本体に送信する際に暗号化する技術が導入されていません。もし、外部の何者かが無線情報を解析できれば、内容が流出してしまいます。 ビジネス向けの製品はこの部分に暗号化技術が導入されており、仮に何者かが電波を捉えても解析するのはほとんど不可能。また、暗号化の仕組みはメーカーが常にアップデートするため、新たな解析技術にも対応できるのです。
コンシューマー向け製品でも、企業の要求を満たす性能があれば、それで十分かもしれません。しかし、機密性の高い情報も扱う会議も安心して臨めるよう、ビジネス・オフィス向けのプレゼンシステムを使うべきです。
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ツール3選
会議を無線化し、効率よくしてくれる「ワイヤレスプレゼンテーション」。国内の主な製品のうち、トライアル期間を設けていて実際の使用感を事前に確認できる3つのツールをご紹介します(2020年12月調査時点)。
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業界シェア大手
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無料トライアル30日
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人数・コンテンツ制限なし
ソルスティス
無料トライアル30日
|
お試し導入向け
Simple Cast
無料トライアル14日
|
|---|---|---|---|
| 必要なハード数 |
受信機 送信機×2 |
1台 | 受信機 送信機×2 |
| 同時共有の 最大人数 |
64名 | 無制限 | 4名 |
| 同時共有の コンテンツ数 |
8画面 | 無制限 | 記載なし |
| 離れた部屋との 画面共有 |
記載なし | 〇 | 記載なし |
| 画面レイアウトの 変更 |
記載なし | 〇 | 記載なし |
| ポインター機能の 有無 |
記載なし | 〇 | 記載なし |